technique
技術

大型鉄筋コンクリートの切断

ダイヤモンド
ワイヤーソー

ワイヤーでコンクリートを切る。
騒音・振動・粉塵の発生を抑えた画期的な工法。

切断対象物にダイヤモンドワイヤーを環状に巻き付け、高速走行させて切断する工法です。騒音・粉塵・振動等に規制の厳しい場所での切断に適しています。

ダイヤモンドワイヤーソー

橋脚・橋台撤去工事

場所: 福岡市御笠川
期間: H15年2月
内容: 既設橋台撤去工 1ブロック4トン~9トンで切断

水中ワイヤーソー工事

場所: 長崎市内
期間: H18年
内容: H鋼杭をワイヤーソーで切断

ビル縁切り工事

場所: 熊本医大
期間: H16年
内容: 増築・解体に起こす振動・騒音を低減させるため建物の縁切りを行った。
水平・垂直、狭い場所でも自在

ウォールソー

円形刃のダイヤモンドブレードを高速回転させることにより、鉄筋コンクリートの壁面や床面を切断する工法です。
油圧式および電気式の強カモーターを回転させ、レール上を自走しながら、最大700m/mまで切断可能です。
無震動・無粉じん・低騒音で、しかもマシンがコンパクトなので、水平・垂直、狭い場所でも自在に切断できます。

ダム改修(バケット部)工事

場所: 奈良県某ダム
期間: H13年
内容: 水平切断深さ600ミリ エンジン式ユニット38kw/48hp使用ダム改修に伴い劣化した部分の撤去のための切断

地下鉄壁切断撤去工事

場所: 大阪天満橋
期間: H18年
内容: 水平・鉛直切断→撤去搬出
切断深さ550㎜
地下鉄増築に伴う既設壁の撤去の為の切断

ビル改装工事

場所: 福岡市内
期間: H17年6月
内容: 既設壁の撤去切断工事 改築に伴う壁の切断。
騒音、排気ガス対策として電気式ウォールソーにて切断
無衝撃・無震動・低騒音,仕上げ面の損傷がない

コアボーリング

歯先にダイヤモンドビットを使い、機械の回転により穿孔していくもので、無衝撃・無震動・低騒音で、しかも仕上げ面の損傷がないのが特徴です。コンクリートやアスファルトの舗装や吹付けなどのテスト用コア採取や、構造物の床面や壁面の穿孔など、さよざよな工事で採用されています。

ワイヤー導孔工事

場所: 福岡市御笠川
期間: H17年
内容: 橋台(橋の両端で橋を支える部分)の撤去に伴うワイヤーソー切断の為、ワイヤーを通す穴を削孔

ドライコアー工事

場所: 花畑高架橋
期間: H17年
内容: 高架橋の解体に伴う床版撤去の為ドライコアーで吊り穴をあけました。高架下は道路、高架横は商店街のためドライ工法を選択しました。

ラインカット工事

場所: 奈良県
期間: H17年
内容: 下床版をブロック状で搬出 劣化部分補修に伴う一部撤去の為連続切断

水中コアー工事

場所: 玄海町
期間: H10年
内容: 防舷材(船が岸壁と衝突しないためのクッシッョン)取り付けに用いるボルト設置のための水中穿孔。水中で電気が使えない為、油圧式コアーで削孔。
施工効率が良い、幅広いニーズ

コンクリートカッター

アスファルト舗装、コンクリート・床版舗装やスラブ、工場内目地まで幅広いニースに答えるのがカッター(フラットソー)工法です。事前の機械セットの手間を必要としない為、施工効率が良いという特徴があります。

アスファルト・コンクリート・床版切断 --- 最大800mmまで
レベルソー --- 最大500mmまで
目地切断 --- 幅最大50mmまで、深度最大150mmまで
          (幅と深度の組合せにより異なります)

舗装版切断工事

場所: 北九州
期間: H15年
内容: 情報ボックス埋設工事 舗装版・鉱滓合わせて深さ800㎜切断 ブレード直径1800㎜使用

下床版切断工事

場所: 大阪天満橋
期間: H18年・10~H19年・3
内容: 地下鉄増築に伴い、厚さ700ミリの下床版を、ブロック状に切断。

床版切断撤去工事

場所: 福岡北九道路(大谷ランプ)
期間: H13年
内容: ループ橋の床版切断撤去工事 箱桁・鈑桁が曲線であるため壁高欄・床版を桁に合わせ曲線状に切断した。

レベルソー切断工事

場所: 福岡市内
期間: H16年
内容: 高速道路壁の水平切断。地表より高い位置でレール・機械セットの手間なく切断していきます。

レベルソー切断工事

期間: H18年
内容: 側溝上部の水平切断。地表より低い位置でレール・機械セットの手間なく切断していきます。
大きな基礎・重力式擁壁の破砕

コンクリートバースター

コンクリートバースターシステムは施工計画に合わせて比較的大きな基礎・重力式擁壁の破砕に威力を発揮します。
バースター1本当り250トン
4本使用合計1000トンの破砕力
ピストン最大ストローク60㎜

プレートを更に使用する事により破砕部の割れ口を大きくする事ができます。

鉄塔基礎撤去工事

内容: 電波塔の基礎を破砕解体  重機の振動・騒音を低減させるためワイヤーソーで水平3分割を行い、バースターで横・縦と破砕した後重機で更に細かく破砕。

柱塔基礎撤去工事

場所: 熊本城
期間: H19.4
内容: 熊本城本丸御殿復元工事に伴いドーム基礎を建物に影響がない様、バースターで4トン~6トンに分割し大型クレーンで搬出
ひび割れ防止のための目地切断

コンクリート目地切断

高速道路・空港エプロン・工場構内などの広面積のコンクリート打設に際して、気温変化によるひび割れ防止のための目地施工を行うものです。カッター目地施工は、高能率と仕上げの優秀性を特徴としています。またバキューム付カッターやドライ式カッターを採用することで、後処理がさらに能率化できます。

目地切断工事

場所: 北九州市
期間: H15年
内容: 舗装版切断(目地切断)工事
切断汚泥を発生させない工法

ドライ工法

昨今施主や周辺住民の要望により切断汚泥を発生させない工法のニーズが高まっています。
当社ではそのご要望にお答えすべく前出の工法を組み合わせたドライ工法を確立しています。
建築物、橋梁等多岐にわたる対象物を汚泥を発生させずに切断、解体することが出来ます。

床版撤去工事

場所: 福岡県久留米市
期間: H17年2月
内容: 西鉄高架化工事に伴う既設床版の撤去。下を道路が通っていた為、ドライカッターとドライコアーを組合わせて汚水が落ちないよう施工。

壁撤去工事

場所: 博多駅
期間: H19年5月
内容: ホーム改修に伴う階段横壁の撤去。ワイヤーを通す穴をドライコアーで削孔した後ドライワイヤーソーで切断

step 施工手順例(建屋解体)

施工計画

点線内の凹凸部分を取り壊します。
ビルの改装工事では、その再生を目的としていることから、切断・穿孔の工程にも、より正確で精密な施工が求められます。ダイヤモンドワイヤーソーに路面カッターやウォールソーなどを組み合わせた最適な工法を選択。低騒音・無振動を最優先に、工程プロセスと作業図面を作成します。

床・壁面撤去

まず、床部分や壁面を切り抜くことからスタート。路面カッターやウォールソーを使って切断します。熟練したオペレーターが正確に切断していきます。

柱・梁除去

床や壁を取り除いたのち、柱や梁の切断に取り掛かります。ここではダイヤモンドワイヤーソーが大活躍。
太い梁を、鉄筋ごとダイヤモンドワイヤーソーで切断します。
3〜6トンの大きさに切断し、大型クレーンで吊り降ろします。

基礎解体

地中に残っている基礎をダイヤモンドワイヤーソーで切断します。基礎まで撤去することにより新しい建屋の建設が可能になります。

施工する上での配慮

粉塵・騒音対策

国道に面しているため、粉塵や騒音にも細心の対策を行いました。

難しい工事も対応

床面の繋ぎ目部分の切断は、正確さが要求される難しい工事です。

計画に沿った精密性

基礎部分をビルの改装計画に沿って精密に切断します。